Gblog

おもにTips

AWR - CPU分析

見るべきポイントでちょこっと書きましたが、CPU分析の観点で整理。相変わらず 11.2.0.4 です。ごめんなさい。

最初に確認するのはいつもどおり。

  • Top 10 Foreground Events by Total Wait Time

DB CPU が高い(最上位)の場合、これはヘルシーとも言えますが CPU を無駄に使っている可能性もあります。どれぐらい CPU を使うのかが適切なのかは分かりません。2 つの観点から無駄に CPU を消費しているか考えます。

  1. SQLの実行(Execution) で消費するCPU
  2. SQLの解析(PARSE) で消費するCPU
続きを読む

自動メンテナンスタスクが有効かどうかの確認

このビューもいつも忘れるので。。。。

SQL> col client_name for a32
SQL> select client_name,status from dba_autotask_client;

CLIENT_NAME                      STATUS
-------------------------------- ----------------
auto optimizer stats collection  DISABLED
auto space advisor               DISABLED
sql tuning advisor               DISABLED

 

 各タスクの有効/無効のコマンドも整理しておく。いつもどおり 11.2.0.4。

続きを読む

パーティション関連のディクショナリビューで混乱したので

パーティション関連のディクショナリビューはいろいろあるので整理。

 

ここから索引関連。

・・・。

これでも保留統計などいくつかのビューは除外。

rpm -qa コマンドで32bitパッケージと64-bitパッケージを区別する

rpm -qa だと

# rpm -qa | grep glibc-2.5
glibc-2.5-81
glibc-2.5-81

 2行でてくるけど。

--queryformat オプションを使用すると

# rpm -qa --queryformat="%{name}-%{version}-%{release}.%{arch}\n" | grep glibc-2.5
glibc-2.5-81.i686
glibc-2.5-81.x86_64

 ちゃんと分けて表示できる。

続きを読む

AWR SQL report で何が見えるのか?

AWR report (awrrpt.sql) だと、SQL 単位の情報は SQL ordered by * のセクションでしか確認できない。

 

AWR SQL report (awrsqrpt.sql) だと

  • 実行計画(Execution Plan)
  • 実行統計(Plan Statistics)

などが確認可能。期間中に複数プランがあればまとめて出してくれます。

でも、待機イベントは見えない。待機イベントが紐づけられるのは ASH だけだから。

続きを読む

library cache: mutex X

AWR の分析で、ちょっと気になった library cache: mutex X 。
一般的に発生するのは、以下のような場合。

  • ハード・パース
  • Version Count が高い SQL の実行


ただ今回の環境は、Soft Parse がほぼ 100% で Version count が高い SQL はいませんでした。

ASH から、待機しているセッションを調べてみたところ・・・。

続きを読む